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  3. プロが教える「初めての一人暮らし完全マニュアル」~新社会人、学生編~

初めての一人暮らしを始めようとしているそこのあなた!
新しい環境で、新しく始まる社会人生活
・温かいお母さんのご飯は出てこない
・洗濯物もたまっていくばかり
・上司は良い人なんだろうか
本当に不安ですよね…
ですが、安心してください!
「備えあれば憂いなし」後から後悔しないためにも
ぜひこちらの記事で正しい知識を身に着けていって下さい!

元不動産営業マンとして多くの方の新生活のお手伝いをしてきました。
その中で見えてきた私ならではの視点で解説をしていきたいと思います。

それでは早速見ていきましょう!

物件探しっていつから始めればいいの?

入居したい日から逆算して約1か月前から始めましょう。
私も営業時代何度か体験したのですが
内見のご案内をした後にいつ頃お引越しですかとお伺いすると
「半年後です」
半年後!?!?!?
そんなに先のお部屋を今から確保することは出来ません。
一般的にお申込みを頂いてからご入居までは2週間が目安となります。
多少の融通はオーナー様(大家さん)と相談できますが最長で待ってもらえたとしても
1か月が限界でしょう。
内見の予定なども考えながらスケジュールを決めていきましょう!

間取りはどうすればいいの?

ズバリ、ワンルーム or 1Kで間違いないです!
これは予算によると言ってしまえばそれまでなのですが
最初のお部屋を1LDK以上のお部屋に決めてしまい広すぎたので
小さい間取りに引っ越ししたいですというお客様を何人もご案内してきました。
初めての一人暮らしということであればあまり背伸びをし過ぎず、
適度な大きさのお部屋を選びましょう!
専有面積でいうと間取りにもよりますが、25㎡前後もあれば十分ではないでしょうか!
あと、お伝えしたいのがこれだけはやめておいた方が良いという間取りが2つあります。
それは…

・ロフト付きタイプ
・メゾネットタイプ


この二つは、一見おしゃれで惹かれるのですが住んでみると中々難点が多い間取りです。

◇ロフト付きタイプ

よく賃貸の営業マンが言うのが
「ロフト付きなので収納も便利ですよ!」
「お部屋を広く使えますよ!」
ですが実際住んでみるとどうでしょうか?
ハシゴの登り降りは、大変ですしキケンです。
普段使わないようなスーツケースや布団などをロフトにしまっておこうとしても
出し入れだけでも一苦労です。
特に女性の方には特に向いていない間取りと言えるでしょう。
「だったらロフトで寝ればいいじゃないか!」こういう方もいらっしゃるかもしれないですね。
しかし、先ほども言いましたがハシゴの登り降りは大変キケンです。
寝起きの状態でハシゴを使うのは私はオススメできません。
また、ロフト部分は熱がこもりやすく天井が高い分エアコンが効きづらいため
電気代がかさんでしまうことも懸念されます。

◇メゾネットタイプ
あまり聞きなじみが無いという方もいらっしゃるかと思いますが
メゾネットとはフランス語で「小さな家」という意味があるようです。
お部屋の中に階段があり1住居を2階に分けた間取りとなります。

こちらも非常におしゃれですが、一人暮らし初心者には不向きだと言えるでしょう。
理由としては、

【部屋が狭くなる傾向にある】
メゾネットタイプのお部屋は、専有面積に階段部分の面積も含まれてしまいます。そのため同じ専有面積でもお部屋が狭く感じてしまうのです。また、家具の配置も難しくそれなりに広いメゾネットとなるとお家賃もかなり上がってしまうので上級者向けの間取りと言えるでしょう。

【空調が効きづらい】
こちらはロフトタイプと同じ理由ですね。電気代も馬鹿になりません。

【生活動線が面倒】
これもじわりじわりと気になってくる部分です。トイレに行くたびに、洋服を取りに行くたび、スマホを置き忘れた…その度に階段を往復するのはしんどいですよね。
やはり、おしゃれには代償が大きすぎます。

家賃っていくらぐらいに設定するの?

よく言われるのが、月収の3分の1以下が目安と言われています。
大卒の新社会人の方ですと、おそらく初任給は20万円前後でしょうから
6~7万円前後が妥当といったところでしょうか。

「いやいや、僕は家に重きを置いているんだ!食費や光熱費を削ってでも良い部屋に住みたい!」

という方もいると思うのですが月収の3分の1には
生活費の目安以外にもう一つ理由がありまして保証会社の審査が関係してきます。

保証会社とは、家賃の保証をしてくれる会社のことです。
昔は連帯保証人をたてることで
家賃が支払われない場合は連帯保証人に請求がいくというのが一般的でした。
ですが、両親が高齢で仕事をしていない、身内に頼める人がいないといった事情のある方や、
先行きが不透明な時代背景に合わせてオーナー様(大家さん)のリスクヘッジの意味もあって
保証会社を利用するというのが業界のスタンダードとなってきました。

例え家賃を支払う能力があったとしても
保証会社の審査が通らなければ賃貸住宅を借りることは出来ないので注意しましょう。

しっかりと条件設定してる?

SUUMOなどのポータルサイトでお部屋を探す方がほとんどだと思うのですが
しっかりと自分に合った条件設定が出来ていますか?
家具やインテリアを考える前にしっかりとお部屋の条件を整理していきましょう。
参考にして欲しい項目はこちらです。

【エリア】
沿線で絞るのが無難でしょう。
職場や学校、よく行く場所などを考慮して3路線以内に絞るのが望ましいです。
あまりエリアを広げ過ぎると物件数が多くなりすぎて選ぶのが大変です。

【駅徒歩】
当然のことながら駅から離れれば離れるほど家賃は下がりますが
こちらは人によって感じ方が大きく異なりますので家から職場までの
ドアtoドアでの通勤時間なども考慮しながら考えるとよいでしょう。

【家賃】
下限、上限を決めておきましょう。

【間取り】
家具の置きやすさも考えて極力凸凹の少ない間取りを選びましょう。

【専有面積】
25㎡前後あれば十分でしょう。
テレワークで仕事用の机を置きたい場合などは30㎡以上あると便利かもしれません。
家具の配置とアイデアで意外と1Kでも広く使えますよ!

【築年数】
とにかく築浅でとお考えの方は10年以内、
よくわからないという方は15年以内で探してみると良いでしょう!
最近では、リノベーション物件も増えているので家賃を抑えておしゃれなお部屋に住みたいという方は
候補に入れてみても良いかもしれません。

【構造】
マンションの構造って何を選べばいいの?
そういう方は下記の表を参考に選んでみて下さい。

【こだわり条件】
バストイレ別、南向き、2F 以上、オートロックなど挙げだすときりがないですよね…
ですが、沢山チェックを入れていくと該当物件が0件…
という方も少なくないと思います。
そんな時は思い切ってバストイレ別だけチェックなど極端に項目を少なくして検索してみて下さい。
物件数が増えて見ていく手間が増えてしまいますが
不動産屋さんがSUUMOなどに掲載する際に項目の入力を忘れてしまっている可能性があるので
検索結果に引っかかっていない可能性もあります。
そして最初に考えていた条件に当てはまっていなくても意外と
「この部屋で全然十分じゃん!」となることもあるかもしれませんよ!
はっきり言って大金持ちでもない限り100パーセント理想のお部屋を探すことは
ほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。

以上のポイントを踏まえたうえで限られた予算で優先順位をつけて判断していくことが大切です。

初期費用っていくらかかるの?

おおよそ賃料の5~6か月分と言われています。
こちらについては別の記事で詳しく説明しておりますのでぜひ参照してみて下さい。

【プロの裏技】初期費用を抑える方法5選

いかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考にして快適な新生活をスタートさせて下さい!