
現在、一般企業にお勤めの方ならば誰もが夢想したことがあることといえば、
FIRE
つまり、早期リタイアです。
ですが、
・本業以外の稼ぎ方がわからない
・知識がないと投資は不安
・決断したいけど、詳しい人が周りにいない
このようなお悩みは皆さんお持ちだと思います。
今回は、そういった皆さんの不安解消に繋がる基本的なお話をします。
不動産投資とは
不動産投資を一言で表すと、
あなたが働いていない所であなたの代わりに収益をあげる存在を作り上げること
です。
なぜ不動産投資が人気なのか
あなたが本業で稼げる金額には限りがあります。
なぜなら本業における給料とは、
労力×時間×役職
で決まるからです。
不動産投資は、不動産という
「疲れ知らずで、寝ることがなく、役職に縛られない」存在が、
あなたに代わり収益(家賃)を生み出すことができます。
他の投資と異なる点とは
投資というと、人気があるものが
・株式
・債権(国債、社債)
・仮想通貨
・FX
が最近のメジャーどころでしょうか。
上記と不動産投資の異なる点、それは主に
「他人の力を借りて投資を始めることができる」
点が最も大きなメリットです。
これを聞いて、「それくらい知っているよ」と思った方、改めて考えてみてください。
他の投資に共通すること、それは
「初期投資をするための自己資金が必要」
という点です。
不動産投資以外に、自己資金がなくても始められる投資はほぼ存在しません。
※強いて挙げるとすれば、借入をして起業をすることでしょうか。
不動産投資は、
「投資を始めたいけど投資に回すほど預貯金に余裕はない」
という方が始めやすい投資なのです。
お金を生む物件の条件とは
とはいえ、不動産であればどの物件を購入してもうまくいく、なんていう甘い現実は存在しません。
あなたも職場で上司に「これが必要です。導入しましょう。」と伝えるだけでは上司は首を縦には振りませんよね?
不動産投資をする際に重要な点がいくつかあるので、確認していきましょう。
不動産投資において最低限かつ最重要な条件
以下の3つを必ず忘れないでください。
・立地
・価格
・建物の状況
この3つが不動産投資が上手くいく成否を決めます。
一つずつ確認していきましょう。
立地がすべて
昔から「不動産は一に立地、二に立地」と言われます。
不動産投資において、収益があがる理由は何でしょうか?
・入居者(店子)が毎月支払う家賃(インカムゲイン)
・購入時より売却時の方が高い価格がつく(キャピタルゲイン)
ですよね。
であれば、あなたの物件に住みたいと思う人は「いい場所だから住みたい」と考えていますし、あなたの物件を買いたいと思う人は「いい場所にあるから今後も人が住んでくれそうだ」と考えているはずです。
つまり、立地が良くなければ「誰にも見向きもされない」ということなんです。
もし株式投資をしていても、今の時点で株価が安いから、という理由で購入したところで、将来売上の伸びるビジネスでもなく、認知度も低い、売ろうにも買いたい人がいない。
そんな株を買う人はいませんよね?
あなたに見合った価格帯を選びましょう
第二に価格が重要です。
不動産投資は「他人の力を借りて投資を始めることができる」と書きました。
ですが、もちろん高額すぎる不動産を購入できるわけではありません。
不動産を手に入れる方法はいくつかあります。
・ローンを組んで購入
・現金で購入
・相続
少子高齢化が進む昨今、相続で不動産を手に入れる方も多いでしょう。ですが、相続は自分から望んで不動産を得ることはできませんし、ご家庭の事情にも寄るところでしょう。
不動産投資を始める中で最も多い手法は「ローンを組んで購入」することです。
では、あなたに対して銀行はどれくらいのお金を融資してくれるのでしょうか。
例えば、一棟物件を購入するとしましょう。仮に価格5,000万円の物件を、金融機関からの借入を起こして購入する場合、物件価格の2割程度の自己資金が要求されます。
(各金融機関によってスタンスは異なります。)
その際に必要な自己資金は1,000万円です。もしあなたがサラリーマンであれば、これだけの金額を初めから投資に回すのは勇気がいることでしょうし、実際に難しいと思います。
また、あなたが将来売却を考えているのであれば、もちろんあなたの次にその物件を購入する人がいるわけですが、次の方が買えないような価格の物件を売却しようとしても買い手が見つからないということにもなりかねません。
つまり、不動産投資は、
「無理なく購入でき、自己資金を抑え、買い手が見つかりやすい(流動性の高い)物件」を購入すべきだということです。
建物の状況が悪いとどうなるのか
不動産投資を始めると、「都内の物件は高いから、地方の比較的安い1棟アパートを購入する方が良い」という話を聞いたことはありませんか?
確かに、地方のアパート経営は価格が安く、戸数が多いためその分家賃収入も増え、利回りが高いように感じます。
ですが、不動産投資において注意すべき点があります。それは、
不動産は年を取る
ということです。
あなたの自宅の周囲を見回してみたときに、古くからあるような物件で、かつ、長い期間手入れがされていないような物件はありませんか?
果たして、あなたがそういった物件を安いから。という理由で購入したところで「住みたい」と思う方はどれくらい世の中にいるでしょうか。
また、その物件に人が新しく住む。もしくは住み続けていると、どうしても修繕をしなくてはならない箇所が出てくるでしょう。
入居者が「安全に住むためにここを直してほしい」とあなたに連絡があった際に断ることができるでしょうか。
つまり、建物の状況が悪い物件を購入すると、想定されていなかった出費がかかることがあります。
この点をしっかりと押さえておかなければ、不動産投資は他の投資に劣る、「出費ばかりがかさむ投資」へと変貌してしまうのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
不動産投資を行う前の注意点をまとめてみましたが、メリットもあればデメリットがあることを理解していただけたかと思います。
不動産投資を行う際は、十分に知識を高め、様々な物件に触れた上で購入をご検討してもらえれば失敗するリスクを抑えた最善の投資に変えることができます。
